2017年3月2日木曜日

V長崎整骨院不適切請求か

こんな時期に・・・
サッカーが絡んだらニュースが大きくなる。


サッカーJ2のV・ファーレン長崎の池ノ上俊一社長(50)が開設した「ヴィヴィ整骨院鍼灸(しんきゅう)院」(長崎市戸石町)で、医師の診療報酬に当たる療養費の不適切な保険請求が行われた疑いがあることが28日、関係者への取材で分かった。柔道整復師の資格がないスタッフによる選手の施術など、療養費の支給対象でない行為が保険請求されていた可能性がある。

同院は、同社長が経営する「コミュニケーションパートナー」(鹿児島県)が昨年9月、V長崎の収益確保策の一環として、選手用クラブハウス内に開設。柔整師の有資格者1人、V長崎の専属トレーナー2人の計3人が選手らに施術をしていた。一般患者は受け付けていなかった。

関係者によると、トレーナー2人は柔整師の資格はなく、同院と直接的な雇用関係もなかった。2人はトレーナー業務の範囲内で選手のケアをしていたが、柔整師がこうした行為を施術として保険請求していた疑いがある。長崎新聞が、昨季在籍した複数の選手の証言と医療費記録を調べたところ、疲労回復のマッサージなどが請求され、数千円ずつの療養費が支給されていた。ある選手は「(3割の)自己負担金を払ったこともない」と話す。

厚生労働省によると、柔整師の業務範囲は打撲や捻挫、骨折など主に急性のものに限られ、肩こりや腰痛など慢性的な疾患や症状は保険組合などから支出される療養費の請求対象にはならない。

また、関係者によると、「ヴィヴィ」の柔整師は、諫早市多良見町のV長崎事務所で社員らに実施したマッサージの療養費を保険請求した疑いもある。厚労省の通知では、保健所に届け出た「施術所」以外で行われた施術の療養費の請求は認められていない。

療養費請求の際には「療養費支給申請書」に患者本人の署名が必要。署名を求められた選手の中には当初から拒否する選手もおり、次第に「不正ではないか」と懸念する声が広がった。同院は昨年11月から休院状態で、不適切請求は開院後の約2カ月分とみられる。

池ノ上社長は、諫早市多良見町に建設中の新クラブハウス内に、一般人と選手が利用できる整骨院鍼灸院の開設を計画中。同社長は取材に対し「(ヴィヴィは)試験的な運用のつもりだった。療養費の請求が不適切だったのか、それであればどんな対応をすればいいか事実確認をしている。不適切であれば私の責任」などと話した。

池ノ上社長は鹿児島県出身で、元サッカー日本代表選手。昨年1月にV長崎のクラブアドバイザーに就任し、同4月から社長を務めている。
引用元:長崎新聞

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