2017年10月8日日曜日

柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師に熱視線?注目の職種「機能訓練指導員」とは

柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の求人の中には「機能訓練指導員」としての募集も数多くあります。しかし、機能訓練指導員という職種を知らないために、避けてしまっている人も多いのではないでしょうか。今回はそんな機能訓練指導員の仕事について調べてみました。



介護の現場での機能維持・改善を促す職種
機能訓練指導員は、介護施設などの現場で利用者の機能改善や筋力低下の予防、廃用予防などを担う職種です。ストレッチやマッサージ、筋力トレーニングなど、それぞれの利用者の日常生活機能を維持し、高めるために最適なアプローチを行います。
この機能訓練指導員とは、職種の名称であって資格ではありません。ただし、機能訓練指導員として働くためには、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師などの資格が必要となります。これらの資格以外にも、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師などが機能訓練指導員として働くことが可能です。

機能訓練指導員として働く柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師に求められること
機能訓練指導員が活躍する介護施設やリハビリテーション施設では、症状の軽度の方から寝たきりの方まで多種多様な利用者が訪れます。特に多い高齢者の方は、何かしらの身体の不調を抱えていることが一般的です。その不調な部位をかばって、代償的に他の部位に影響が出ている方もおり、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師としての経験をもつ機能訓練指導員には、このような身体バランスの悪さの改善や個々の症状にマッチした指導法が期待されます。

これからの介護業界に欠かせない存在に
柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の多くが働いているのは治療院、機能訓練指導員が働く主な現場は介護施設です。つまり機能訓練指導員という選択肢を持つことにより、治療院から介護業界にまでその職域を拡げられるのです。
徒手療法のみで機能改善を促す柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師は医療と介護の現場をつなぐ存在として重要な存在です。特に特別養護老人ホームのような施設では1人以上の機能訓練指導員の配置が義務づけられているなど、そのニーズはとても高く、高齢者がさらに増加していくこれからの介護業界に、医療と介護の架け橋となる柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師は欠かせません。

引用元:ジョブメドレー

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