またこんなニュースが出ました。
色んな意味で辛いです。
神戸市の整骨院の元院長ら6人が、実際には行っていない施術を申請して、療養費25万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。警察は、元院長らがうその申請を繰り返し、5000万円以上をだまし取った疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、神戸市長田区の整骨院の元院長、田邉貴裕容疑者(40)と、経営者の田中信隆容疑者(33)、それに、35歳から23歳までの建設作業員ら4人の計6人です。
警察によりますと、田邉元院長らは、おととし6月から去年7月にかけて、実際には行っていない施術をしたとうその申請をして、療養費25万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
建設作業員の男らのうち、患者役の2人は、月に20日間ほど通院し、計230回近く施術を受けたと申請されていましたが、実際には、一度も通院していなかったということです。
警察は、田邊元院長らが、うその申請を繰り返し、5000万円以上をだまし取っていたとみて調べています。
警察は、6人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
「柔道整復療養費」は、国家資格を持った柔道整復師が整骨院や接骨院で、骨折や脱臼、それに急性の腰痛などで、患者に施術を行った場合に支払われます。
原則は、患者が窓口で全額を支払い、後日、還付を受ける仕組みですが、病院での治療と同じように、患者が窓口で自己負担分だけを支払い、残りを柔道整復師が、患者に代わって自治体や健康保険組合に請求する制度があります。
その際、柔道整復師は、療養費の支給申請書に施術を行った回数などを記入したうえで、患者に署名をしてもらう必要があります。
しかし、今回の事件では、田邊容疑者が男らの健康保険証などを預かって勝手に申請書を作成し、不正な請求を繰り返していたとみられています。
療養費をめぐっては、指定暴力団・住吉会系の暴力団組長が、接骨院などでうその申請をして、だまし取ったとして、実刑判決を受けるなど、全国で不正請求が相次いでいます。
このため国は、都道府県や健康保険組合に対し、申請書と実際の施術の内容が一致するかどうか、患者や整骨院などに聞き取りを行って確認するよう求めています。
引用元:NHK NEWS WEB(動画もあります)
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