大阪市浪速区の歯科医院(閉鎖)を巡る診療報酬の不正受給事件で、大阪地検は19日、詐欺の疑いで逮捕された大阪府警OBの元警部補の男性(68)ら11人を起訴猶予処分とした。地検は「関与の程度が低いと判断した」としている。一方、不正に使う健康保険証を提供したとされる整骨院経営、平井雄大容疑(34)を詐欺罪で起訴した。府警によると、一連の捜査は終結した。地検は12人全員の認否を明らかにしていない。起訴猶予とされたのは、元警部補の知人男性(67)や建設作業員の男性(41)ら。起訴状によると、平井被告は、歯科医院を運営する医療法人理事長、賀川幸一郎(45)や府警OBで元巡査部長の今野作治(56)の両被告ら6人=いずれも詐欺罪で起訴=と共謀し、昨年9〜10月、賀川歯科医院難波診療室で治療したように装うなど患者延べ120人分の虚偽の診療報酬明細書を作成。約399万円の診療報酬をだまし取ったとされる。
引用元:毎日新聞
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