大阪市内の歯科医院による診療報酬の不正受給事件で、大阪府警刑事特捜隊は1日、詐欺容疑で大阪府警捜査1課の元警部補、小川光正容疑者(68)=大阪府和泉市=ら2人を逮捕した。一連の事件の逮捕者は計17人で、府警OBの逮捕は府警元巡査部長、今野作治(こんの・さくじ)容疑者(56)に続き2人目。府警が小川容疑者の役割などを調べる。
捜査関係者によると、小川容疑者は昨年10月、今野容疑者や医院の理事長で歯科医師、賀川幸一郎容疑者(45)らと共謀し、架空患者計24人分の診療報酬明細書を作成、診療報酬計約57万円をだまし取った疑いが持たれている。
小川容疑者は昨年夏ごろ以降、医院の運営をめぐり今野、賀川両容疑者が開いた会合に参加していた。小川容疑者は逮捕前、産経新聞の取材に応じ「今野(容疑者)や賀川(容疑者)と面識はあるが、自分は詐欺には関わっていない」と話していた。
複数の関係者によると、医院側は昨年7〜9月、元会社役員の平井雄大容疑者(34)=詐欺容疑で指名手配=の経営する整骨院などから入手した患者約100人分の保険証を悪用し、診療報酬約610万円を不正受給。患者には架空請求前、レントゲン撮影を受けさせた上で報酬を支払うなどしていたという。
小川容疑者は殺人など凶悪犯罪を担当する捜査1課に通算22年在籍し、大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年だった吉川友梨さん(22)が行方不明になった事件も捜査。21年3月に退職後は行政書士事務所を開いていた。
引用元:BIGLOBEニュース
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